お菓子作り先生の旅

教員と菓子作りの両立を志して、日々見えない何かと戦っている記録

ひとりになること

 

ややお久しぶりになってしまいましたお菓子作り先生です。朝おととい仕込んだカヌレを焼きました。ルセットとしては大分固まりました。よし。

 

ご近所の阿佐ヶ谷はお祭り騒ぎでした。

お祭りでした。すごい人でした。

中央線、好きです。

 

 

先日、とある女友達とお喋りしていると、

「やのくんて一人が好きだよね」的なことを言われました。

 

一人、好きです。「ひとり」については昔よく考えてました。

 

「ひとりになること」これすごく大事だと思うんです。

前提として、僕は人の目を執拗に気にする性格です。人から見えている自分、人から評価されている自分。今こうして生きている自分は、実は他人が決定づけていて、本当の自分なんてどこにもいないんかな。勝負の世界に長らく身を置いていたのも一因かもしれません。

人間関係にも悩みがちだった僕はそんなことを考えては意識的にひとりになることがよくありました。

 

でもひとりになると、なんだか、生きている実感を感じることがありました。

ここでいう「ひとり」は僕のことを既に知っている人が周りにいない状況です。

そこでは、僕を足らしめるものが、僕しかいなかったんですね。もちろん、街中で急にパンツになったりはしませんけど。。

 

ひとりになって初めて見える世界、初めて生きている自分に気づくことが出来たんですね、大学一年の時とかですね、遅いですね。。

 

大げさなことを言うと、人はひとりになって初めて、本当の意味で生きることができるんだと思います。逆に言うと、生きることは、ひとりになることなんかなって思います。

 

3年前、僕の周りはみんなネクタイを締めて、内定獲得に必死でした。色んな生き方、世界があると思います。ただ、僕の周りの「普通」は、そういう企業マンを目指すものでした。そこに違和感を覚えてしまった僕は、全く就活はせずに、自分の思うようにとぼとぼ歩いてました。

気づくとひとりでした。でも、心地は良かったです。

 

別にどちらが良いとか悪いとかじゃないです。たまたま、僕の周りにおける「普通」が僕の「普通」とは少し違っただけのことでした。

時として、普通を壊すのは勇気が要ります。

 

 

それに、ここでいうひとりは、「一人」であって、「独り」ではなかったです。理解し合える友人は少しだけでしたが幸いいてくれました。

 

 

僕は、出来るだけ、生きていたいと思うようになりました。もちろん、上下関係やお客様相手の仕事もあります。そこは否定しないし、むしろ大事なスキルだとも思います。

決して暗い話じゃないです。むしろ明るいです。。

僕は、出来るだけ、本当の意味で生きていたいと、そこにおいて、「ひとりになること」は不可欠なんかなって思うのです。偉大なロックンローラーも言ってる、と思います。

 

 

それではまた!